疲れ目

f:id:dream3631:20151031085919j:plain疲れ目に効く目薬の正しい選び方・使い方


一般用(市販)医薬品の目薬は、疲れ目やドライアイなど症状により細分化されており、その用途ひとつに対してもたくさんの種類があります。まずは、目薬の主な種類を知っておきましょう。

■目薬の種類

私たちがドラッグストアなどで入手できる目薬には、主に次のようなものがあります。

(1)一般点眼薬充血や疲れ目、かすみ目、眼病予防、紫外線が原因の眼炎などの症状を主な対象とした点眼薬です。疲れ目に有効とされる目薬に含有される成分には、「メチル硫酸ネオスチグミン(目のピント調整をする)」、「L-アスパラギン酸カリウム(新陳代謝促進)」、「ビタミンB12(目の疲れをとる)」、「ビタミンB2(粘膜の新陳代謝促進)」などがあります。

(2)抗菌性点眼薬ものもらい、結膜炎、目のかゆみ、眼瞼炎などの症状に対応する細菌感染用の目薬です。このような症状に効果的な主成分は「スルファメトキサゾール」という、細菌の生育を抑制する作用を持つ抗菌薬(サルファ剤)です。

(3)人工涙液疲れ目、ドライアイ、コンタクトレンズ装着時の不快感に対応している目薬です。主な成分として涙と同じような成分である「塩化ナトリウム」や「塩化カリウム」、角膜を保護する働きの「コンドロイチン硫酸ナトリウム」があります。

(4)洗眼薬目の洗浄や眼病予防を目的とした目薬です。水泳や海水浴の後に使用されることが多いのですが、一度水道水などで目を軽く洗ってから使用しましょう。この他、目に埃や異物が入ってしまった場合も有効です。

(5)コンタクトレンズ装用液コンタクトレンズの装用をスムーズにするための目薬です。ソフトやハードなどタイプ別のものや、全種に対応した装用液もあります。

■目薬の正しい使い方

目薬の正しい使用方法や保管方法を知っておきましょう。

(1)目薬のさし方目薬を使用する際には、必ず手を清潔にしてください。また、容器の先が目やまつ毛に当たらないように注意しましょう。点眼後しばらくは、目頭を軽く押さえながら目を閉じたままでいます。

2種類以上の目薬をさす場合は、少なくても5分以上の間隔を空けてください。コンタクトレンズも同様に、点眼後5分以上経ってから装着しましょう。目薬は多量に点眼すればそれだけ効果があるわけではないので、使用説明書に記載してある回数を守ることが大切です。

(2)目薬の保管方法温度の高いところや、直射日光が当たるところでの保管は避けてください。なるべく涼しい場所に保管しましょう。開封後は、点眼をする度に空気に触れるために含有成分の劣化や汚染の可能性がでてきますので、使用期限を守ってください。特に表記や指示がない場合には、開封後1か月が目安となります。

市販の目薬での点眼では症状が良くならない場合は、早めに眼科のドクターの診察を受けましょう。