iPhoneのバッテリー

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 こんにちは。「習慣心理学」の佐々木正悟です。iPhone、iOS9になって新しい機能がいろいろ加わりました。

 いろいろ紹介したい機能で満載ですが、とりあえず、バッテリーを長持ちさせる低電力モードを取り上げたいと思います。

 バッテリーを長持ちさせる小技は以前からいろいろとありました。

 わかりやすいところでは、輝度を下げる。

 あるいは、移動ログなどを自動的に記録するアプリを使わない。

 また、インターネットのテザリングなども、電力消費が大きい。

 こういうことに気をつけるだけでもだいぶ違うことはたしかです。しかし、テザリングはしない、移動ログは使わない、挙げ句の果てにいつも暗い画面でiPhoneを使うというのでは、ちょっとストレスです。

 そこで外付けバッテリーという発想に至るわけです。

 でもこれはこれで、ストレスがたまるところもあります。

 まず、大きくて重いものを持つことで、ほぼすべての問題を解決はできるのですが、iPhoneを2つ持ち歩いているようなあんばいになってしまうので、それはそれで何かが間違っているような気もします。

 しかし、小さくて可愛らしいリップスティックみたいなバッテリーだと、やっぱりあまり充電時間が延びません。それに、つけて充電されるのに時間がかかったりするので、それだけでもストレスです。

 なにより、外部充電池は、それにも充電しなければなりません。iPhoneの充電だって忘れかねないのに、その上外部バッテリーの充電も忘れないようにする。それ自体がひとつの面倒です。

「低電力モード」で、3時間長く使える?

 今回発表された「低電力モード」というのは、以上のような問題で悩むユーザーの多さを物語っているでしょう。

 これを使えば3時間も長く使えるというのです。

 私はさっそく使ってみました。特別な仕掛けがあるわけではなく、メールなど、バックグラウンドで働いている一部のアプリが働かなくなるなど、当然と言えば当然の、電力をいつも使っているようなアプリの機能がオフになるわけです。

 私の仕事では、メールを常にiPhoneがチェックしていてくれなくても良いので、この機能を使っても困るようなことはありません。

 また、ちょっと面白かったのが、低電力モード設定画面には「今日」と「7日以内」で「特にバッテリー消費が大きいアプリランキング」が表示されるところです。

 これはもともとあったの機能なのかもしれませんが、なるほど、と思いました。これを見て、本当にそれほど電力消費してでも使うべきアプリかどうかを、よくよく検討できます。

 私はあれこれ考えてみてから、結局、ライフログ系アプリを1つ、使わないことにしました。

 私のように「たすくま」というタスク管理アプリで、1日中、自分自身の行動をモニタリングしている立場からすれば、この上移動ログだけをiPhoneに追わせるのは、単なる趣味というか、やや過剰です。

 もちろん、バッテリーに余裕があるならともかく、打ち合わせなどのために都内まで出かけてから帰宅しようとすると、帰宅途中の電車の中で、電池切れを起こしそうになります。実際に起こしてしまうこともよくあります。

 職場では、iPhoneをしょっちゅういじるわけにはいかない、というビジネスパーソンも多いと思いますが、今や生活でも仕事の行き帰りでも、たいていの人にとってスマホはなくてはならない存在でしょう。私もまさにそうです。

 そのスマホの電池が空っぽになってしまうと、不便を通り越して、不安になります。家族との連絡が取れなくなりますし、自分がその時やっていることの記録も残らなくなり、何か思いついてもメモも残せなくなります。

 低電力モードか、小型軽量の外部バッテリーか、それともずっしりした頼りになる外部バッテリーか。

 ぜひ、ご自身の活用パターンと照らし合わせながら、最適解を見つけてみてください。私はしばらく、外出中は低電力モードでいってみたいと思います。